社会復帰の是非

こんばんは、ミュウです。

今回の話題は、犯罪者の社会復帰についてです。

11月6日に、大麻の密輸で國母和宏容疑者が、覚醒剤所持で田代まさし容疑者が逮捕されました。
國母容疑者は商用目的が疑われ、田代容疑者は注射器も所持していたとして使用も疑われています。
(國母容疑者は商用目的は否定、田代容疑者は覚醒剤が自分のものではないと否認しています。)

田代容疑者が5度目の逮捕とあって、「またか」という声も上がっています。
薬物依存者の更生を支援する施設「ダルク」の職員として啓発活動をしていたそうで、今回の逮捕を残念がる方もいるようです。

さて、芸能界で不祥事が起こった際によく話題に挙がるのが、芸能人の復帰の是非です。
社会復帰については芸能人に限らず、世の中の犯罪者が社会復帰することに対しては、世間の厳しい目があります。
しかし、犯罪者であっても、更生してその後の人生を生きていくためには社会復帰しなければ生活保護などの他人に依存するだけの生き方になってしまいます。
社会復帰はしてほしくない、でも生活保護などで税金をかけてほしくない、というのはさすがに無理なのです。

社会復帰することに対しては人それぞれ許せる基準があると思いますが、今の芸能界の復帰基準はあまりにも緩すぎるという声が多数を占めているように思います。
私もそう思います。
そこで、教育者としての指導の観点も含めて、私の基準を書いてみたいと思います。

生徒を叱るときもそうですが、何か悪いことをしてしまったときに私が最も大事だと考えているのが、その行為に故意性があったかどうかです。
例えば、学校にお菓子を持ってきた生徒がいたとしましょう。
当然いけないことなのですが、その持ってきてしまった理由が大事なのです。
もし、隠れて友達と食べるために持ってきたというのであれば、その行為は故意に行われたものですから叱ります。
しかし、学校のバッグで塾に行き、塾で貰ったお菓子を入れたまま出すのを忘れてしまったなど、故意性がない場合もあります。
そのような場合は、「気を付けなさい」という程度の注意で済ませるべきでしょう。
(当然嘘をつく生徒が出てきますから、そのときは本当かどうかを確かめ、嘘だとわかったら、故意性があると正直に話したときよりも厳しい対処をします。)

芸能人の不祥事についても同じです。
例えば車の事故を起こしてしまったとき、眠気やボーっとしていて追突事故を起こしてしまったというのであれば、賠償などのやるべきことをやればそこまで厳しい対処をする必要はないと思います。
しかし、携帯電話をいじっていたり、飲酒運転だったり、ひき逃げをしたりと、故意性がある不祥事であれば、私は芸能界に復帰すべきではないと思います。

次に、被害者の有無被害者感情です。
学校にお菓子を持ってきたのであれば、それによって誰かが被害に遭ったということは考えにくく、その行為を反省させて終わりになるでしょう。
しかし、いじめが発生したら、いじめの被害者が存在し、被害者がけがをしたり不登校になったりと、何かしらの不利益を被ることが多いです。
そのような場合、行為を反省させて終わりということにはなりません。
被害者がどのように思っているか、加害者を許せるのかなど、被害者意識を考えた対処をしなければなりません。

芸能人の事件についても、復帰すれば被害者はテレビや公の場などでその有名人の名前を聞いたり顔を見たりすることになるかもしれず、一般人よりも加害者との接点を断ち切ることは難しくなります。
その点では、一般人よりも被害者意識に配慮した対応をしなければなりません。

そして最後に、反省が見られるかどうかです。
同じ過ちを犯さないという強い意志があれば良いのですが、そうでない場合は更なる対処が必要でしょう。
芸能人であれば、不祥事の説明責任を果たしているかが大事だと思います。
都合の悪いことを隠していたり、嘘をついたり、悪態をついたりと、誠実さに欠ける姿勢であれば復帰を許してはいけないと思います。
また、よく謹慎をする芸能人もいますが、ただの夏休みじゃないかと揶揄されるような謹慎で済ませる芸能人もいます。
そんな態度を見せられては、世間も反省していると感じないかもしれません。

ちなみに、「復帰を許してはいけない」ということについてですが、「社会復帰してはいけない」という意味ではありません。
私の言う「復帰」とは、「元と同じ業界・場所への復帰」だと考えてください。
つまり、芸能人であれば芸能界には戻ってこないことを「復帰しない」と言っているだけであって、田代容疑者のように、しかるべき場所であれば社会復帰すべきだと思っています。


では、これらの点を踏まえて芸能人の復帰について考えてみましょう。

國母容疑者と田代容疑者は、容疑が事実であれば明らかに故意性がありますから、私は復帰すべきではないと思っています。
以前の記事で書いた、チュートリアルの徳井氏の脱税についても、徳井氏は怠慢を強調していましたが、何度も同じことを繰り返していたことや、会見で以前の未納について嘘をついたことなどから、誠実性はないと感じられますので、私は復帰すべきではないと思っています。

そしてもう1人書いておきたいのが、以前このブログでも言及した元TOKIOの山口氏。
アルコール依存症という病気が影響して飲酒をし、泥酔して不祥事を起こしたので、一見すると故意性はない、あるいはかなり低いように感じられるかもしれません。
しかし、真剣に病気に向き合わずにアルコール依存症を否定していたことや、退院当日に飲酒して不祥事を起こしたことなどを見ると、私には故意性が感じられます。
引退前の好感度の高さや、鉄腕DASHでの活躍、TOKIOの音楽活動再が休止になっていることなどから、復帰を望む声も大きいのは私も承知していますが、私は山口氏も復帰すべきではないと思っています。

そして最後に、殺人や詐欺などの重い罪なら間違いなく復帰不可能ですが、復帰可能な犯罪の中でも私が特に不快に感じる不祥事があります。
それは飲酒運転です。
飲酒運転は、
・飲酒場所に車で行く
・車で行っていると自覚していながら飲酒をする
・飲酒したという自覚がありながら運転する

などと、(ハラスメントなどの外部的要因があれば別ですが、)故意性がなければ成立しない犯罪です。

そして、それに関して私が不快に思っている芸能人が織田信成氏です。
織田氏と言えば、涙もろいキャラクターと笑顔が印象的な芸能人で、最近では関西大学のアイススケート部監督を退任し、その理由がハラスメントであったということで話題になりました。
そんな織田氏ですが、2007年、織田氏が20歳のときに酒気帯び運転で摘発されています。
被害者がいなかった、その後の一定期間の大会出場停止処分を受けたなどということからも、きちんと罪を償ったと判断する方が多いと思います。
私もそこに関しては他の不誠実な芸能人とは違うと思います。

しかし、私が不快に思っている理由はそこではないのです。
その事件があった前年の2006年
福岡で、飲酒運転をしていた福岡市職員の男の車に追突されて海に転落し、乗っていた5人の家族のうち3人のお子さんが亡くなった事件がありました。
この犯人の男は、海に転落した車の救助をすることもなく逃走を図り、車が大破して逃走できないとなると、水を大量に飲んでアルコールの影響を誤魔化そうとした上に、身代わり出頭も依頼していたことが判明し、飲酒運転やひき逃げへの強い批判が向けられました。
そして、2007年には道路交通法が改正され、飲酒運転とひき逃げの罰則が強化されたのです。

そこまで残虐な事件があり、ここまで社会問題になっていた中で、織田氏はこんな愚かな行いをした。
何もないときに同じ不祥事があったらそこまで気にすることはなかったと思いますが、そのときの私には、ただの酒気帯び運転では片付けられない、織田氏への憎悪や軽蔑まで感じました。
その気持ちは今でも消えていませんし、元のスケーターとして復帰したことも良く思いませんでしたし、テレビなどで喜怒哀楽を表に出して生き生きとしている織田氏を見る度に不快になるのです。

きっとそう思うのはごく少数、もしかしたら私だけかもしれません。
私の感覚がずれているだけなのかもしれません。
皆さんはどう思うでしょうか?



それでは今回はこれで失礼します。

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