闇営業と吉本問題

こんばんは、ミュウです。

日曜日に、まだ体力があるうちに1つ記事を投稿しようと思っていたのですが、途中で寝てしまいました。
せっかく途中まで書きましたし、もうちょっと頑張って書いて記事を上げます。

さて、今回の問題は大企業の問題についてです。

この内容については、以前の記事「大企業の慢心」に通じる内容かと思います。
(もう2年以上も前に書いた記事ですが、このようなことは日常茶飯事に起こっているだということがわかると思います。)

今世間を騒がせているのが、吉本興業の闇営業問題と、それに対する吉本興業の対応。
(7/22に吉本の社長が会見するということで、それも踏まえて少し記事を書き直していきます。
途中で寝てしまったのはある意味良かったのかもしれませんね。)

事の発端は、4年前にカラテカの入江氏が芸人たちに、事務所を通さずにパーティーへの参加を依頼したことから始まったそうです。
事務所に所属していながら、事務所を通さずに仕事を引き受けることを「闇営業」といい、事務所にギャラを取られず満額受け取れることや、黙っていれば税務申告をせずに税金納付の減額が見込めることなどのメリットがあるのでしょう。
その闇営業が、実は反社会勢力(詐欺集団)のものだということがフライデーで報じられたことで、その営業に参加した芸人たちが契約解除や謹慎処分になったというのが、今回の問題の軸になる部分です。

そして、その後の対応が更にまずく、雨上がり決死隊の宮迫氏とロンドンブーツ1号2号の田村亮氏は、この営業に参加したことは認めつつ、「反社会勢力のパーティーとは知らなかった」などという趣旨の釈明をし、金銭授受を完全に否定しました。
しかしそれが嘘であるという事が発覚し、更に問題に。

が、7/20に宮迫氏と田村亮氏が開いた会見で、事態は思わぬ方向に進みます。
「闇営業は、吉本興業がギャラのほとんどを取り、芸人に正当に配分しておらず、生活に苦しむ芸人も多いことが原因だ。」
「書面でなく口頭確認での契約なんて、無責任すぎる。」

などという批判や、ハリセンボンの近藤氏からの、
「口頭での説明なんてなかった」
などという吉本興業への反論・批判などから、徐々に吉本興業への批判が強まっていましたが、この会見での
「何度も会見をしたいと懇願したが拒否された」
「会見するなら連帯責任で全員クビだと言われた」
「テレビ局が株主で付いていると言われた」

などというパワハラ発言や、その反社会勢力が、以前吉本興業を通したイベントにスポンサーとして付いていた企業であるということが暴露され、一気に吉本興業への批判が強まりました。
それを受けて、ようやく7/22に吉本興業社長の岡本氏が会見を行うという流れになったのです。

そして、7/22の吉本興業社長の会見。
(私は当然ながら仕事のために会見を直接見ることはできなかったので、帰宅後に情報収集して記事を書いています。)

宮迫氏や田村亮氏の会見での社長の発言は事実かなど、核心を突く質問に、岡本氏は「認識の違い」などと言い、事実であることを認めたくないという空気が明確に伝わってきました。
また、録音していないことを確認した上で「会見をしたらクビ」と言ったことについては認めたものの、「場を和ませようとした」という意味不明の発言。
真剣な話をしているときに、場を和ませようとして「クビ」という言葉を出すことは常識的にあり得ません。
パワハラであることを回避するために適当な理由をつけた(この可能性が非常に高いと思われる)か、相当常識がないかのどちらかでしょう。
どちらにしても、岡本氏は人の上に立つ人物として相応しい人物ではなく、即刻辞任すべき人間であるにもかかわらず、1年間の給与50%減額で終わらせようとする強引さ。
裁判も最終的にはお金での決着になることがあるなど、責任の取り方の1つにお金がありますが、この問題の本質はそこではないのです。
芸人たちが声を上げているように、会社の体質に問題があり、そして上層部の権力者の資質が問われているのです。
パワハラを「場を和ませようとして」などと言ってしまうようなあり得ない感覚の人間が、組織の中で権力を握ることが許されるのかという問題にを、お金で解決しようとしていることがおかしいのです。
それに、今まで芸人からギャラを巻き上げてきたのを見ると、随分と私腹を肥やしてきたはずですが、そんな人間に対する処分として「1年間50%の給与減額」がどれだけ厳しいのでしょうか?
この程度減額されようが生活に困るような額ではないと思いますし、地位や会社の体制が変わらなければ1年後にはまた私腹を肥やせるのですから、大した処分ではないでしょう。
本気で処分するなら、権力を全て剥奪し、吉本興業“所属”の芸人の中で最低給与の芸人と同じ額の給与にするくらいのことをすれば、芸人たちがどれだけ苦しい思いをしているかを実感できるでしょうね。

更に、芸人へのギャラ配分について、「(吉本:芸人が)5:5~6:4」と言う岡本氏ですが、吉本興業にギャラを取られてきた芸人たちが猛反論。
5:5ならば芸人が受け取ったギャラの2倍、6:4ならば芸人が受け取ったギャラの2.5倍で仕事を引き受けたということはすぐに計算で割り出せるわけですが、それによって、
「海外に1週間行った仕事が2万円」
「席もグッズも完売した単独ライブのギャラが1人2000円」
などという具体的な反論がいくつも出てきています。
もしこれらが事実であれば、最低賃金を下回るギャラである可能性が高く、労基法違反になります。
芸人が「経験を積ませてもらっている」という感謝から我慢してきたのかもしれませんが、どんなにお金では測れないものを得られるとはいえ、最低賃金を下回ることが許されるはずがありません。

反社会勢力がスポンサーについていたことについても調査中と言い、もはや何のために会見を行ったのかと言いたくなるような有り様。

更に、契約解除した宮迫氏や処分をしようとしていた田村亮氏の処分を撤回し、戻ってきたら全力でサポートするなどという茶番まで。
世間が宮迫氏や田村亮氏に同情し、吉本興業を悪として世間の批判が吉本興業に向き出したことで、宮迫氏や田村亮氏を取り込んで問題を沈静化させようとしただけでしょう。
対応に一貫性がなく、企業としての「コンプライアンス」がないと言えるでしょう。
これで芸人たちに「コンプライアンス遵守」と言っているのですからどうかしています。

この会見から見えたことは、岡本氏が事実を話す意思などまったくなく、どう釈明すれば批判を抑えることができるか、どう言い訳すれば世間の批判をかわせるかなど、保身のための会見なのだということでしょう。
何の意味もない、強いて言うならば、吉本興業への不信感を更に強める会見でした。


私がこの問題で指摘したいのは、権力者による横暴な立ち振る舞いです。
宮迫氏や田村亮氏の発言、ハリセンボンの近藤氏の発言、吉本興業社長の岡本氏の発言には、我々が信用するための確固たる証拠がありません。
誰かが録音したということもないようなので、岡本氏が保身のために嘘をついている可能性もありますし、芸人たちが吉本興業への不満のために嘘をついて陥れようとしている可能性もあります。
ですから、誰の発言が真実で誰が嘘をついているかを断言することはできません。
しかし、問題発生からの流れや今までの力関係、真実や嘘を言うことによるメリット・デメリットなどを考えると、宮迫氏や田村亮氏、近藤氏の発言にはある程度の信憑性があると私は感じます。
すると、吉本興業が2人に会見をさせなかったのも、吉本興業の知られたくない部分(契約問題、反社会勢力が吉本を通したイベントに関わっていたこと、パワハラなど)を暴露されると困るから隠蔽を図ったということになります。
そうなると、大企業の権力者が、芸人を会社の利益を生み出す道具であるかのごとく都合の良いように扱っているということになり、以前の記事で指摘したことや学習塾の闇の部分と本質が全く同じであることがわかると思います。

私は、このような企業が今後繁栄して良いとは思えません。
すぐにでもなくなってほしいというのが本音です。

それと、この吉本興業の問題で有耶無耶になってしまっていますが、宮迫氏と田村亮氏はまだ説明していないことがあります。
それは、本当に反社会勢力のパーティーだと知らずに参加したのかという点。
「知らなかった」とは言っていますが、報道によると、その反社会勢力のパーティーには台本があり、入江氏とは何度も打ち合わせをしたとか、田村亮氏も同席していた場で、犯罪行為を行っている組織であるという話が出ており、田村亮氏もその話に頷いていたとか、そのような疑惑が上がっています。
「金銭授受はなかった」という嘘をついた以上、「反社会勢力とは知らなかった」というのも嘘である可能性が十分あるのです。
それらの点について、信用するに値する発言・反論が見た限りではありませんでした。
闇営業を斡旋した入江氏からもまだ何も語られていません。

また、この会見を受けて、宮迫氏や田村亮氏を擁護する声、更には復帰を望む声が上がっていますが、それもおかしいと思います。
吉本興業の問題が大きくなり、宮迫氏や田村亮氏に同情の声がありますが、ここまで宮迫氏や田村亮氏が批判されるようになったのは、「金銭授受はなかった」という嘘をついたから。
嘘をついたという事実は変わることなく、また、嘘をついた理由として「実は反社会勢力のパーティーだと知っていたから、金銭授受があったと知られるとまずいことになる」と考えた可能性も十分あります。
それに、咄嗟の判断でついた嘘ではなく、考える時間もあり、口裏まで合わせた上での嘘ですから、かなり悪質なのです。
真実を話そうとしたのも、週刊誌から「金銭授受はない」と否定したのを否定する証言が出てきていることや、宮迫氏が別の件で反社会勢力との「ギャラ飲み」(金銭を受け取って飲みの席に同席する)があったという疑惑が出てくるなど、正義感からではなく、これ以上情報を握られていて言い逃れができないという危機感からかもしれません。
それに加えて、脱税などの犯罪行為までしているのですから、私は、少なくともこの2人は引退すべきだと思います。
その他の参加した芸人についても、入江氏や宮迫氏、田村亮氏などの先輩芸人に上下関係で逆らえなかったなどという情状酌量の余地があれば別なのかもしれませんが、基本的に引退すべきじゃないかと思います。

それと、これは別の問題かもしれませんが、人々を楽しませるお笑い芸人がこのような会見を開いたことに対して「こんな姿見たくない」などという発言をする人もいるのですが、勘違い甚だしいと思います。
どんなに人を楽しませる立場の人でも、悪いことをしたら真剣に謝るのは当然のこと。
お笑い芸人だからといって謝罪しなくて良いということはあり得ませんし、謝罪するのに笑いなど必要ありません。

そしてもう1つ。
この問題で、上層部とのパイプを持つダウンタウンの松本氏が動いていることに対して賞賛の声が上がっていますが、私は疑問です。
問題に対して不誠実な対応をしている会社に働きかけているという点では良いことだと思うのですが、ではなぜ、ここまで深入りできる立場にいながら、芸人たちが生活にさえ苦しむ環境にいるということを知っていながら、このずさんな企業運営に口を出さなかったのか。
私も経験があり、会社内で権力を持つ社員の所属する教室で働いたことがありますが、その社員は何か問題があると責任を転嫁し、サービス残業も半強制的にやらせて会社の犯罪行為に加担しておきながら、会社の方針を批判したり、昼食や差し入れなどでご機嫌取りをしたりと、「自分はみんなのことを思っているんだ」というような言葉を平然と発していました。
私はそんな上辺だけの言動に騙されることはありません。
「そんなに権力を握っているなら、そんなに従業員のことを思っているなら、なぜこの会社の違法労働を改善しないんだ。」
という不信感しか持ちませんでした。

このような者の下で働いた経験を持つ私は、吉本興業のずさんな体制や芸人へのパワハラなどの問題は、会社に影響力のある人全ての責任であると言うべきだと思っています。
もちろんそれは松本氏にも当てはまります。

今更動いても遅すぎる。
ここまで影響力があるのであれば、なぜもっと早く動いてくれなかったのか。


私はそう思ってしまいますし、会社の酷い体制を黙認していたとさえ感じられます。
自分が良い思いをできるから会社のずさんな体制を黙認し、会社への批判が強まるとヒーローであるかのように動き出して世間の賞賛を得る。
私は逆に卑怯だと感じました。
(この考えは否定的な方の方が圧倒的に多いと思いますが、実際に被害に遭った者の中にはそう感じる者も現実に、ここにいるのです。)

私は、このような報道を聞きたくありません。
人としての闇の部分、企業の汚い部分、人を物のように扱うような言動は、見聞きするだけで腹が立ちます。
もっと良いニュース、人々が喜べるニュースを多く聞きたいです。



それでは今回はこれで失礼します。

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