「言い訳するな」の理不尽さ

こんばんは、ミュウです。

さて、今回の話題は言い訳についてです。

いつだか忘れてしまいましたが、テレビ番組のCMで「言い訳するな」というフレーズだったでしょうか?うろ覚えなのですが、そのようなものがありました。
「自分のやった仕事に責任を持て」という意味で使われていたのでしょうが、私はそれを観て非常に気分が悪くなったのです。

子どもが大人に叱られる、部下が上司に叱られるなど、そういった場面で「言い訳するな」という言がは使われることはあると思います。
責任転嫁したり自分勝手な理論で自分を正当化しようとしたりと、自分の非を認めずに見苦しい弁明をしているのであれば、この「言い訳するな」は使われても問題ないと思います。
しかし、この言葉が使われるのは、必ずしもそのような場面ばかりではないと思います。

例えば、学校に遅刻したとしましょう。
生徒は先生に注意されるでしょう。
叱られるかもしれません。
そこで生徒は
「今日は仕方なかったんです!だって……」
と事情を説明しようとしたところで、先生に
「言い訳するな!」
と言われてしまったら、どう感じるでしょうか?
この生徒は、遅刻した理由を説明することを「言い訳」として批判され、説明する機会すら与えられていません。

もし、電車が止まってしまってやむを得ず遅刻になってしまったら。
もし、困っている人を助けるために時間を使って遅刻になってしまったら。

この生徒が遅刻したことは叱られるべきことでしょうか?

このように、行いだけ見れば悪く思われても、きちんと事情を説明すれば行いが悪いものではない、あるいは事情を説明しておくべきだという場面は数多くあります。
それを「言い訳するな」で片付けてしまってはいけません。
それなのに、このような言葉を振りかざして言い訳させない大人は少なくありません。

では、なぜこのような乱暴な理論で相手に発言させないのか。
恐らく、前回までの記事にも通じることだと思いますが、相手に説明や反論の機会を与えないのは、叱っている側の都合でしかないのです。

叱ったのに、実は正当な理由があってやむを得なかったら、叱った自分が悪いことをしたことになる。
叱ったのに、実は相手の言っていることが正しいとなったら、逆に自分の立場がない。
叱ったのに、実は筋が通っていないこと、なぜ叱ったのかの説明がきちんとできないことであれば、反論されたり説明を求められたりしたら困る。


だからこそ、自分が正しい、叱られた方が悪いことをしているんだ、という結論で終われるようにするには、相手に何も言わせないというのが最も簡単です。
その結果が「言い訳するな」なのでしょう。

もしこの言葉を頻繁に使っている方がいたら、この言葉を使った場面をもう1度思い出してみてください。

この言葉を正しく使ったでしょうか?
自分の都合で使っていないでしょうか?
この言葉を言われた相手はどう感じたでしょうか?


「まずかったな……」と思い当たる場面があるのであれば、使い方に気を付けてみてください。
言われた方が「言い訳は良くないな」と思うか「言いたいことも言わせてもらえない」「事実を説明させない、話の通じない人だ」と思うかは、あなたにかかっています。



それでは今回はこれで失礼します。

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