正しいことを否定される

こんばんは、ミュウです。

今回は土曜日の深夜に投稿できそうです。
仕事は終わっていないのですが、どうせ明日も働かなければならないのですし、今日は体調が悪くて1回寝たいというのもありまして。
いつもよりも大分早めに切り上げて帰ってきたのです。

さて、今回は前回に引き続き、子どもが大人の言いなりになることの是非についてです。

最近、私は道端である親子の会話を聞きました。
自転車に乗った母親と、その後ろに乗っている子どもが、信号待ちをしていた私の横を通っていきました。
信号待ちをしていたので、信号は当然赤ですが、自転車は平然と渡っていきました。
そのときに、

子ども「お母さん、赤だよ。」
母親「いーの。」


という会話が聞こえてきたのです。

さて、この会話を冷静に考えてみましょう。
まず、母親は信号無視をしています。
当然悪いことです。
そして、それを子どもが指摘しました。
車も人も来ていなければ信号無視をしてしまう人も多いかもしれませんし、それを悪いことだと思わない人もいるかもしれませんが、常識のある人であれば、その子どもの一言で自分の行いを反省するはずです。
しかし、この母親は自分の行いを「いーの。」という一言で正当化しました。

この会話を聞いて私は、よく聞く、矛盾に満ちていると感じる言葉を思い出しました。
それは、「お父さん、お母さんの言うことを聞きなさい。」という言葉。
保護者などの家族が子どもに直接言うこともあるでしょうし、親戚の人や教員など、家族以外の大人に言われることもあるでしょう。
では、前述の母親が信号無視したケースで、子どもは母親の言うことを聞かなければならないのでしょうか?
誰もがNoと答えると思います。

確かに、子どもはまだ知識も経験も少なく、未熟であるため、それらの点で上回っている大人、特に身近にいて世話をしてくれる保護者の言うことを聞くということは、間違っていないように見えます。
しかし、その「言うことを聞きなさい」という言葉に条件がついていない、どんなときにも都合良く適用されてしまう言葉であれば、私は間違っていると言いたくなります。
保護者の言うことが必ず正しいということはあり得ないのであって、間違っていることには「違う」「おかしい」、理由がわからないことや疑問があることには「何で?」「どうして?」など、言うことを聞かなかったり説明を求めたりする機会が与えられなければならないはずです。
それなのに、「言うことを聞きなさい」と子どもに言うケースの多くが、このような機会を子どもに与えていないと私は思います。
きっと、大人と子どもという立場の違いで押し通して従わせれば面倒なことが起こらずに済むとか、筋が通っていないことを子どもに要求するときに反論されたら困るとか、そのような大人の都合によるものでしょう。

このような大人の都合で、納得もせず、理由もわからないまま大人に従わされる子どもたちは、どう思うでしょうか?
また、信号無視を正当化された子どものように、「赤信号は止まれ」と教えられてきたのに母親が「赤信号でも渡って良い」と言っているとなった場合、子どもはそれをどう受け止めるでしょうか?

その都度都合の良いように解釈し、コロコロと価値観を変えられる柔軟な子もいるでしょう。
しかし、ただ従わされることに苦痛を感じたり、「子どもは大人に従うもの」と考えて自分の意思を持つことを放棄したり、「今まで教えられてきたことは嘘だったんだ」と解釈して反抗するようになったりと、悪い方向に進む可能性は十分あります。
実際、私も子どもの頃にこの信号無視のような経験がありますが、私の場合は人間不信、特に「大人は信じられない」という気持ちになりました。

そのような経験があるからこそ、私は生徒に注意するときに、なぜ悪いことなのか、どうして叱られているのかをわからせようとします。
場合によっては、なぜ叱られたのかからどう改善すべきなのかまで、私自身は誘導だけしてほとんど全て生徒に答えさせるだけで済ませることもあります。
「親に怒られた」などと不満や文句を漏らす生徒に、なぜ怒られたのかわかっているのか理由を聞いて指導したこともあります。
都合の良いように理由をつけて、「自分の行いは悪くない!」と頑なに耳を傾けない生徒もいますが……

本来は怒った親自身がやらなければならないことなのに、やらずに怒って終わりという親もかなり多く、また、本来あってはならないことですが、そのような学校の教員や学習塾の講師などの教育関係者も多くいます。

もし、何でも「言うことを聞きなさい」などと言って押さえ付けるように子どもを従わせている方がいたら、そこはすぐにでも直してください。
そして、子どもに反論や質問の機会を与え、納得させる努力をしてください。
その上で、何を言っても耳を傾けないとか、子ども自身に何か取り返しのつかない悪いことが起こるとか、周りに迷惑をかけるとか、無理にでも従わせる必要があるときに限って、子どもが納得していなくても押さえ付けるように従わせることが許されるのではないかと私は思います。



それでは今回はこれで失礼します。

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