育休を「取らない」?

こんばんは、ミュウです。

さて、今回の話題は育休についてです。

国連児童基金(UNICEF)で、日本の育休制度は優れているのに、日本人男性は育休を取らないという指摘があったそうです。
その中で、日本の産休・育休制度における休業期間の長さは調査対象の41か国中1位の評価だったが、取得する父親は非常に少ない、とのこと。
男性の育休取得率は2018年度で6.16%だったそうで、確かに非常に少ないと言えるでしょう。

しかし、この指摘に私は違和感を持ちました。
日本人男性は育休を「取らない」?
本当でしょうか?
育休を取ろうと申請しようとしたら不当な扱いをするという脅しを受けた、などという、取りたくても取れない経験をしたという男性の声は数多く存在するのにです。
また、「働いて会社に尽くす人が良い評価を受ける」という時代遅れの考えにより、普段から残業だらけで働くことに必死にならざるを得ないという人や、「男が働いて稼げ」という男女差別の考えを持つ女性も世の中にはいます。
このような現実を考えると、「取らない」ではなく「取れない」という男性も多いのではないでしょうか?
それなのに「取らない」というのは、あたかも男性が育児や家事に非協力的だという印象を与える悪意があるのか?と私には感じられてしまうのです。

この指摘に対して、政治家の間では育休を義務化すべきじゃないかという声まで出てきていますが、私は不可能だと思います。
女性の中には「家事で役に立たない夫が家にいても逆に邪魔」などという声があり、女性側からも義務化には反対意見が出るでしょう。
(何も変わらない夫であればこの声はごもっともですが、「妻の力になりたい」という想いがある夫、慣れない家事も頑張ろうと思っている夫もいるでしょうから、この女性側からの声は酷いと思います。)
ただ、私が指摘したいのはそこではありません。

現在、ほぼ全員の労働者に与えられているはずの有給
その有給が定められている労働基準法を守っている企業はあまりない、と言っても過言ではないでしょう。
私もアルバイトも含めていくつかの企業で働きましたが、きちんと有給を取得できた企業はほとんどありませんでした。
特に教育業界では酷く、有給の制度や日数、申請方法など、説明が一切ない(有給がない、あるいは有給があったとしても隠して取らせないようにしている)企業もありましたし、取ろうとすると圧力をかけられた企業もありました。
知人でも同じ様な目に遭ったという経験談は数多く聞きます。

このような企業は、有給を「労働者の権利」「労働者が生き生きと働くためのもの」とは考えていないのでしょう。
いかに人件費を抑えて価格競争に勝ち、利益を多く出すかが大事で、仕事をしていないのに給料を払わなければならない有給は無駄・悪であり、削減すべきという考えなのだと思います。
労働者を人ではなく「利益を生み出すための駒」としか見ていない企業が、日本には多すぎるのです。
そして、今年4月から有給取得が義務化されましたが、本来休みだったはずの日を出勤日に変え、そこで有給を強制的に取得させる(結果的に去年と勤務は変わらない)という抜け道が指摘されている始末。
これでは有給の意味がありません。

現在義務化されている有給でさえもこの惨状なのに、新たに育休を義務化したところで同じことが起こるのは明らかです。
ですから、育休取得について考えるのは必要だと思いますが、その前に有給取得、そして労働基準法をもっと厳格に企業に守らせることから始めるべきなのです。
そして、労働基準法を守らないブラック企業はどんどん潰していくべきでしょう。

ただし、自分たちの保身が第一で、選挙で票が欲しい政治家たちが、このようなことをするとは思えません。
有給取得で企業に金銭的負担が大きくなって業績が悪化し、経済界から批判的な意見が出れば、自身への支持・票が少なくなってしまうかもしれないので。
ですので、私は何も期待していません。
今の腐り切った日本の政治では、このような問題を改善させることは不可能でしょう。



それでは今回はこれで失礼します。

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