当たり前のこと

こんばんは、ミュウです。

来週の木曜日に埼玉県公立高校入試があるので、今日はもう1つ、受験生に向けた記事を書く予定です。
そのために、本当はこの記事を金曜の深夜か土曜の日中に投稿する予定だったのですが、書き終わらずに仕事に向かわなければならなかったので、最後に仕上げてこの時間の投稿になってしまいました。

さて、今回の話題は宣伝についてです。

少し前からでしょうか。
ある学習塾のCMで、
「わかる、話す、身に付く」
というフレーズをよく聞きました。
その内容は、生徒が授業でわかったことを、生徒自身に説明させることで、学習内容の定着が期待できるというものです。

これですが、言っていることは正しいと思います。
ただ問題が解けるだけであれば、問題の解法を丸暗記してしまえばできますが、それを他人に説明するとなると、その内容をある程度理解していなければできません。
問題を解くことより、他人に説明する方がよっぽど難しいのです。
(その難しいことをするのが「教師」「講師」なのです。)

しかし私は、この宣伝は非常に薄っぺらいものだと思いました。

まず、講師のレベルはどうなのかということです。
まともな指導力のある講師が授業を担当していれば、その指導方法は有効でしょう。
しかし、まともな指導力を持たない講師がその授業をやると、中身も効果もない授業になってしまうのです。
きちんと理解していない講師が、テキストの例題や説明を上辺だけの説明で生徒に聞かせて問題を解かせ、例題や説明のとおりに解いただけの生徒が、講師の説明を繰り返すだけのような説明をし、「わかった気」になる。
すると、生徒は説明できたことで満足感が得られ、解法や考え方を復唱したことで定着の度合いは多少は良くなるので成績にも良い影響はあるでしょう。
それで満足する生徒保護者が多いので、営業的な戦略としては正しいのでしょうが、それは薄っぺらい、本当に力が付いたものではなく、目先の満足や点数アップにしか繋がらない「誤魔化し」でしかありません。

では、学習塾にそのようなまともな指導力を持つ講師がどれだけいるのかですが、それは今までの記事で書いてきたとおりです。
ほとんどをアルバイトなどの非常勤の講師が占め、ブラックと言われている学習塾業界に、まともな人材は多くないのです。
それに、学習塾の宣伝文句を、必ずしも各教室の指導現場で実践しているというわけではありません。
それを実践できるだけの人材や人員がいないとか、人件費が削られているとか、様々な理由はあれど、宣伝文句のような指導はできない、やらないという学習塾・教室は非常に多いです。
ですから学習塾は、「どんなことをしているか」よりも「どんな講師が指導しているか」の方がはるかに大事なのです。
宣伝で凄そうなことを言っていても、講師が酷ければ酷い学習塾ですし、宣伝で大したことを言っていなくても、講師が良ければ良い学習塾になります。

そしてもう1つ。
この「生徒に説明させる」という指導法は、あたかもその学習塾独自の指導法で、その学習塾の売りであるかのように宣伝されていますが、そんなことは教育業界にいる人間ならば普通に知っているはずですし、実践していることだと思います。
少なくとも私は、大学生の頃も学習塾でアルバイトをしていましたが、その頃から当たり前のようにずっとやっています。
それを今更「ウチの塾、凄いでしょ!」と言わんばかりに宣伝されても、私は「いやいや、そんなのずっと昔から常識でしょ」としか思いません。
しかし、それを教育業界にいない人が聞くと、その塾は特別な凄いことをやっているんだ、と勘違いするのだと思います。

その他にも、様々な学習塾がその塾独自の指導法、凄いことをやっている、というような宣伝をしていますが、中身を見ると、昔から当たり前のようにやっていることだったり、名前が違うだけで他の塾とやっていることは大して変わらなかったりするものです。
宣伝で大事なのは、いかに多くの顧客を獲得するかなのだと思いますが、私はこのような宣伝の仕方を良いとは思いません。
なぜなら、生徒や保護者を騙しているということだと私は思うので。

皆さんも、上辺だけの謳い文句で判断するのではなく、もっと根本的な部分を見て学習塾の良し悪しを判断すべきでしょう。



それでは今回はこれで失礼しますが、これから受験直前の受験生に向けた記事を書きます。

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