叱れない講師、叱らせない社員

こんばんは、ミュウです。

日曜日なのにあまりにも忙しすぎて、書き始めが久し振りに遅くなりました。(現在、2/4の1:30頃)
明日の仕事に影響しそうで怖いですが、サボる気にもなれないので書きます。

さて、今回の話題は叱ることについてです。

教育の中で、悪いことをしたときに叱ることは非常に重要なことです。
子どもたちに「これはいけないことなんだ」ということを示し、正しい価値観を身に付けさせるためです。

しかし、若い講師の中には、他人を叱ることができない講師が数多くいます。
その理由はいくつか考えられます。


(1) 叱り方がわからない

これは単純で、どのように叱れば良いかがわからないので叱れない、ということです。
ただ、他に叱る講師がいるはずなのですから、その講師から見て学べば良いはずなのです。
しかし、以前の記事にも書きましたが、指示待ち人間、自分で考えられない人が多くなっているので、「見て学べ」というのを期待してはいけないのだと思います。

(2) 叱るべきことだと思っていない

子どもが悪いことをしているのに、それを悪いことだと思っていない講師、正しい善悪の判断基準を身に付けていない講師も数多くいます。


上に挙げた2つは、講師自身の問題です。
ただ、「叱る気はあるのに叱れない」という講師も多くいて、それは講師に問題があるのではなく、塾側に問題があることもあるのです。
実は、私はこちらの方が問題だと思っているのですが、その理由も2つ挙げましょう。


(3) 研修を疎かにしている

つい何か月か前まで高校生で叱られる側だったという大学生も、講師として働いているのが塾業界です。
そんな講師が、研修なしで子どもたちを正しく叱れるかというと、そんなことができる講師はあまり多くありません。
ですから当然、講師になってからの研修が必要であり、塾講師の求人や採用時の説明でも、採用後には研修があると説明しているものです。
しかし、その研修を疎かにして子どもたちの指導をさせている塾が非常に多いのが現状です。
理由は、人手不足や研修の人件費削減などがありますが、正規の料金を頂いているのに未熟な講師に指導させるのはおかしいと思いますし、指導力を売りにしているのに講師に指導する力が無いのか、と言いたくなります。
これは、講師の指導力を大々的に広告して売りにしている塾でも行われていることで、生徒や保護者から見れば詐欺だろうと私は思っています。
上の(1)の理由も、講師自身の消極性の問題もあれば、叱り方を教えない塾側の問題という面もあるのです。

(4) 社員がアルバイト講師に叱らせない

社員がアルバイト講師に叱らせない、アルバイト講師の代わりに社員が叱る、という手法を取っている塾もあるようです。
しかし、これは子どもたちにとってもアルバイト講師にとっても悪いことしかありません。

例えば、ある生徒がアルバイト講師の前で悪いことをしたとしましょう。
アルバイト講師は叱るのを禁止されているので、叱らずに社員に報告します。
後でその生徒は社員に呼び出され、叱られます。
これによって、どんなことが起こるでしょうか。

悪いことを見ていない講師(社員)が怒っても、説得力に欠けます。
アルバイト講師は怒らないということから、このアルバイト講師が「怒らない先生」として生徒にナメられたり、「偉い講師(社員)にチクった」と悪者扱いされたりする可能性があります。
また、悪いことをした直後に叱られていないことや、怒る講師(社員)と怒らない講師(アルバイト)という2つの存在により、指導の統一がなされないということからも、叱ることの効果は低くなります。

やはり、アルバイトだろうが社員だろうが、悪いことをした生徒には叱れなければならないのです。
ただ、アルバイトに叱らせない理由もいくつかあるようです。
下手に叱ってしまうと退塾に繋がるという理由もあるようですが、これは上にも書いたように、研修をすればその可能性は下げられます。
その研修を疎かにしている証拠でしょう。
それと、表向きでは「生徒に嫌われる役は社員がやる」と言い、「自分が嫌な仕事を引き受けますよ」という理由を付ける社員もいますが、ハッキリ言います。
それは嘘です。
叱ろうが信用してくれる生徒はいくらでもいますし、上に書いたように、叱らない講師に好意的な生徒は、講師をナメているだけ、単に楽をしたいだけという理由であることがほとんどです。
それは生徒に好かれているとは言えません。
それに、本当に責任を持ってやっている講師は、別に生徒に好かれたくてやっているのではありません。
生徒に好かれなくても、教育としてその生徒にとって必要なことはやるものです。
アルバイト講師に叱らせない社員は、叱ることで自分が生徒の上の存在なのだとわからせたり、自分がその教室・校舎で偉い立場なんだということで良い気分に浸ったりするためではないかと私は思っています。
どちらにしても、所詮は自己満足でしかありません。


社員がまともならば、アルバイトもまともになり、その教室・校舎の教育もまともになります。
社員がおかしければ、まともなアルバイトは辞め、その教室・校舎の教育もおかしくなります。
そして、ブラック企業ばかりの学習塾業界にはまともな社員が非常に少ないということは、以前から問題として指摘してきました。
皆さんも、塾選びをするときには、塾としての実績や広告の謳い文句なんかよりも、その教室・校舎の社員やアルバイトがまともかどうか、教育者として相応しいかどうかに目を向けるべきだと思います。



それでは今回はこれで失礼します。

ブログを読んで何か感想があれば、ぜひコメントにお書きください。
また、このブログが面白いなと思ったら、ぜひ他の方にもご紹介ください。
宜しくお願いします!

 

この記事へのコメント

スポンサードリンク