サービス残業の強要

こんばんは、ミュウです。

来週の22日から、埼玉県の私立高校入試が本格的に始まるので、今日はこれ以外にもう1つ記事を投稿しようと思います。

さて、今回の話題は教育現場の労働環境についてです。

東京の私立高校である正則学園高校で、早朝6時半の出勤と、理事長への挨拶と神棚を拝むという「儀式」を強制されているとして、教員が始業までの時間をストライキするということが話題になりました。
学校側は、この「儀式」は強制ではないと弁明していますが、その儀式の時間に遅刻した(始業時間には間に合った)ところ、部活動の顧問を外すと脅されたと証言する教員もいるようです。
また、その「儀式」の様子の動画などから、廊下に長蛇の列を成している様子も確認できましたので、そんな朝早くから長蛇の列を作る必要性など一切ないことからも、学校側の弁明に信憑性が感じられません。
私はこの「儀式」が事実上の強要だったと見ています。
恐らく、この理事長は職員に列を成して自分のところに挨拶に来させることで、自分の権力を誇示して良い気になっていたのでしょう。

このように、組織の中で権力を持つ者が正しく権力を振るわないと、このような理不尽で私欲を満たす言動に走ることになり、組織の崩壊に繋がります。
これはこのブログの中でも度々言及してきましたが、教育現場であっても、あらゆるところでこのような異常なことが行われているのです。

また、この問題に加えて、タイムカードを勝手に打刻される(当然それ以降はサービス残業)など、違法行為も常態化していたという問題も明らかになってきています。

さて、皆さんはこの学校をどう感じますか?
普通の感覚を持っている方なら「異常」「普通じゃあり得ない」などという批判的な意見を持つでしょう。
しかし、私の感覚から言わせると、教育業界ではそれが普通になってしまっています。
そのような違法行為を行っている学校や学習塾でも、受験生や入塾希望者が後を絶ちません。
そして、そのような違法行為を「普通」と言わなければならない現状に、私は教育業界の危機を感じているのです。

始業前に早く出勤を強要される?
学校では始業前に登校する生徒や電話への対応をしなければなりませんし、学習塾では授業前に駐輪場整理や教材作成・準備、質問対応などもしなければなりません。
しかし、これらをきちんと勤務時間としてカウントする学校・学習塾はほとんどありません。

タイムカードを勝手に押される?
学校では、タイムカードすらなく、就業時間以降は全部無条件で「教員が自主的に残っている」と見なされて業務時間とカウントされないところは非常に多いです。
学習塾では、勝手にタイムカードを押されるなんて当たり前で、残業時間の過少申告を強要され、本当の残業時間を申請すると呼び出されて叱責を受け、訂正を強要されるところだって数多くあります。

このように、教育現場では、教員や職員は「子どもたちのため」というのを盾にされて、学校や会社から物のように扱われているのです。
そして、それを大人である保護者はわかっているはずなのに、生徒が原因で成績が低迷しているのに学校や塾に責任を転嫁したり、身勝手な理由で授業を欠席したのに補習を要求したりと、教員や講師を物扱いする学校・会社に便乗して次々と無茶な要求をしてくる保護者も後を絶ちません。
また、私の知人が勤務していた学校では、休日の部活動で、下級生が練習開始1時間前までに全部準備を終わらせて整列し、練習開始時間に平然と遅刻してくる最上級生をずっと立ったまま待ってお出迎えするという異常なことが行われていたそうで、今回の正則学園高校と同じようなことが生徒たちの間で行われていたのに、学校側は何もしてくれなかったそうです。
このように、異常な労働環境が「普通」になってしまうと、子どもたちに悪影響が及ぶことになるのに、それを誰も本気で考えてくれないのです。

社会問題化しているようにも見える教育現場の過酷さですが、本当に真剣に考えている人は教育現場にいる人や教育現場に近い人の中でも、ごく一部なのだと私は思っています。
だって、教育現場にいるかどうかにかかわらず、本当に真剣に考えている人が数多くいるのであれば、学校や学習塾の労働環境はもっと改善されているはずですし、改善されない学校や学習塾では、校長などの要職者や経営者が逮捕されたり、生徒が集まらずに潰れたりしているはずですから。
教員や講師を人として見ているのであれば、そして、子どもたちのことを思うのであれば、このような異常な教育現場の労働環境を一刻も早く改善しなければなりません。



それでは次の記事に続きます。

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