小テストのやり方

こんばんは、ミュウです。

連日の忙しさは散々愚痴のように書いてきましたが、もう夏期講習の忙しさが始まっています。
とにかく辛いのは睡眠時間が満足に取れないこと。
休みの日に睡眠時間を確保するべきなのでしょうが、休みの日でも家でやる仕事が山のようにあるので、休みの日でも睡眠時間は十分に取れないのです。

さて、今回は小テストについてです。

学校や塾では、毎回の授業や数回に1回の授業程度の頻度で小テストを行うことがあります。
小テストを行う意味としては、授業内容の理解・定着を確認するというものがほとんどで、塾であれば、その小テストに合格点を設け、合格点を取れないと何度も再テストを行ったり課題を出したりするところもあります。

さて、この記事では塾における小テストを取り上げますが、この小テストを筆頭にして、「きちんと理解できるまで勉強させる」ということを面倒見として売りにする塾も多いでしょう。
保護者からしてみれば、わからないまま放置という状態にならないから面倒見の良い塾だと感じるかもしれません。
しかし、この小テストの実施方法によっては、逆に生徒の内容理解・定着を阻害することになります。

具体的な実例を挙げましょう。

ある塾では、毎回の授業で小テストを実施しており、間違えた問題が多ければ多いほど課題が増えるというものになっていました。
また、違う塾では、こちらも毎回の授業で小テストを実施しており、合格点が取れなければ何度でも再テストを行いました。
理解度が低い分だけ課題を多く課すというのはおかしいことではありませんし、合格点が取れるほどの理解度になるまでテストを行うという意図もわかります。
しかし、ほとんどの生徒が塾の狙いどおりにはなりませんでした。

課題を少なくするために小テストでカンニングをする生徒。
採点で不正を行って毎回100点を取っているという申告をする生徒。
努力はしても毎回課題量が多いので、課題をこなすのを諦めて宿題をやらなくなった生徒。
授業が理解できないので小テストに合格できず、再テストも合格できないので後日にずれ込み、どんどん再テストが溜まっていって諦める生徒。


そのような中でも最も多いのが、一生懸命一夜漬けのような勉強をして、小テストが終わるとすぐに忘れるという身にならない勉強で誤魔化す生徒です。
定期テストや入試で良い成績を取るということではなく、目の前の小テストで課題を少なくするため、あるいは再テストにならないための勉強をしていて、小テストの本来の目的である内容の理解・定着という目的が全く達成できない小テストになっているのです。
このような塾では、1度学習した内容をほとんどの生徒が学習内容を忘れてしまっているため、定期テストや受験勉強などの大きなテストに向けての勉強で再び学習し直す必要があり、かなり苦労する傾向があります。

また、私が知人から聞いたある酷い塾では、まだ学校でも習っていない、塾で教えていない内容もテストを行い、合格点が取れなければ何度でもやり直しをさせられるというやり方をしているそうです。
それが国語の漢字や英単語などの、ほぼ暗記するだけの内容であれば問題ないのですが、理由や根拠が必要な記述問題や解法の理解が必要な計算問題などでも容赦なく行われるそうで、生徒からはかなり不満の声が出たそうです。
当然のことでしょう。
だって、勉強を教えてもらうために通っているのが塾であるはずなのに、「ここがテストに出るから勉強しておけ」でテストをし、合格点が取れなければやり直しさせられるというのはあまりにも理不尽でしょう。
「勉強しておけ」で内容が理解できて点数が取れるのであれば、自分で勉強して成績を上げることができるのですからそんな塾には通う意味がありません。

このように、小テストが生徒の内容理解・定着を阻害しているケースはかなり多くあり、私は塾で行われている小テストの実施方法のほとんどが生徒に悪影響を及ぼしていると感じています。

そこで、私が考える最も理想的な小テストの扱いは、「内容の理解・定着を確認し、生徒に自覚させるもの」という位置付けです。
つまり、点数で合格不合格をつけて課題や再テストをさせるのではなく、
「あなたは十分理解・定着ができています」
「あなたは今この点数分の理解・定着しかできていません」

などということを生徒に示し、生徒の意識向上や勉強方法の改善に役立てるのに利用するだけのものにするのです。
結果を求めることがないので、生徒が不正行為をするメリットはほとんどありませんし、小テストで良い点を取るための身にならない勉強をするのを防ぐこともできます。

ただ、このような小テストの扱いにするには、生徒が向上意識を持ち、自分で考えて勉強をする習慣が身に付いていることが必要です。
そうでなければ、ただ小テストの結果を見て何もせずに終わりということになりかねません。
ほとんどの塾でそのような小テストの扱いができない理由が、その「自分で考えて勉強をする習慣」が身に付かない指導をしているところにあるのだと思います。
(これについては以前の記事でも何回か書いているので割愛します)

そして最後に。
塾によってはカリキュラムから小テストを塾で用意してくれるところもありますが、講師自身が問題を考えて小テストを作成しなければならない塾も数多くあります。
私も小テストを行うときはほとんど自分で作成します。
しかも、アルバイトであればその小テスト作成時間には給料が出ない塾が圧倒的に多いはずです。
このように、ただでさえ多忙な中で講師の仕事量を増やす(しかも生徒にとっては逆効果で害になっている)ことを要求する塾に私は呆れています。
小テストなんてやらなくても宿題の実施状況である程度の理解・定着の把握はできるので、むしろ小テストなんてやらなくていいのに、と思います。



それでは今回はこれで失礼します。

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