矛盾する行動をする企業

こんばんは、ミュウです。

連日オリンピックの話題が世間を賑わせています。
特に、女子スピードスケートと女子カーリングの話題は尽きず、先ほど、高木姉妹の姉である高木菜那選手が、今回のオリンピックから新種目として採用されたマススタートという種目で金メダルを獲得、女子カーリングも3位決定戦でイギリスに勝って銅メダルを獲得したそうです。
(高木菜那選手の金メダル獲得は、昨日の記事に加筆をしました)
ただ、カーリングは頭も使う競技で、面白そうだな、やってみたいな、と思いますが、マススタートやショートトラックの接触・転倒の様子を見ていると、どうも競技として問題があるのではないかと思いました。
悪質な妨害行為やスケート靴の鋭利な刃によるケガの可能性などを考えると、競技として相応しいのか疑問を感じます。

さて、今回の話題は人手不足についてです。
最近のニュースで取り上げられていたのが、新生活をスタートする4月に向けて引っ越しをしたいのに、引っ越し業者に断られているという話です。
3月や4月上旬は引っ越し業者の繁忙期だということは、新入生や新社会人、人事異動の時期だということでおわかりかと思いますが、そのために引っ越し業者も人員を確保します。
その人員確保が上手くいっていないのでしょう。

ニュースの中では、若者が肉体労働や厳しい仕事を避けているので、募集をしても集まらないということが言われていました。
しかし、果たしてそうでしょうか?
私は、問題の原因はそこではないと思っています。
最大の問題は、労働条件が劣悪なことだと思います。
肉体労働であっても、辛い仕事であっても、それなりの待遇や対価があれば、希望する働き手は出てくるものです。
その「それなりの待遇や対価」がないから、人手が集まらないのでしょう。
これは、学習塾業界と同じだと思います。

最近の引っ越し業界では、「アリさんマークの引越社」で有名な会社で、不当に社員を異動させたり、社内に写真入りで侮辱する内容の張り紙をしたりと、明らかなパワハラが行われていたことが明らかになりました。
求人サイトを見ても、引っ越し業界で現場作業をする辛い仕事はアルバイトの募集が基本です。
ある引越会社の求人では、1日で15,000円程度支給で、6~8時間程度勤務、早く終わっても日給保証という条件で、時給にすると1,875円~2,500円程度、早く終わればそれ以上の時給という高時給ではありました。
しかし、内容をよく見ると、「1日4件が中心」という記述。
普通に考えて、現場に移動、荷物の梱包、運び出し、運搬、運び入れなどを行わなければならない引っ越し作業で、1件が2時間で終わるでしょうか?
私は、このような仕事をしたことも引っ越しを業者に頼んだこともないのですが、経験者の経験談を見ると、1人暮らしの引っ越しなら1日4件、普通なら1日2件で、労働時間は9時間くらいが多かったという記述が。
企業や客層にもよるのでしょうから、一概にこれを鵜呑みにするのはまずいと思いますが、「1人暮らし」などという条件もなく「1日4件」というのは、かなり危ない設定ではないかと感じ、残業することが前提だというようにも読み取れます。
「『早く終わっても日給は保証』とは書いたけど、『早く終わる日がある』とは一言も書いていない」ということを後から言われそうな気もします。
しかも、この求人は日本で1番最低賃金が高い東京での募集。
普通に考えれば、このような辛い労働でこの労働条件は、対価として見合っていませんし、長く仕事を続けようとは思わないでしょう。

通常、需要と供給のバランスが釣り合わないときは価格が変動するものです。
人手不足の場合、人手を集めるために、時給を上げたり負担を分散したりと、労働条件を良くする方向に向かわなければならないはずです。
しかし、このような企業では、「人手が足りない」と言っておきながら、人手不足解消のために労働条件を良くして人手を集めようとしないのです。
人件費を削減して少しでも多くの利益を得ることを最優先にし、従業員のことなど考えていないから、このようなことになるのだと私は思っています。
これも学習塾業界と同じです。

このように、業績や利益ばかりを見て、従業員に安心して気持ち良く働いてもらおうという配慮をしない企業はかなり多くあります。
学習塾でもかなり多い、というか、ほとんどの企業がそうではないでしょうか。
それなのに、「人手が足りない」などと言い、「根性がない」「やる気がない」「辛い仕事から逃げている」などと、いかにも従業員のせいであるかのような企業の“悩み”がテレビなどで取り上げられているのを見ると、私はいつも呆れてしまいます。
ハッキリ言いますが、人手不足のほとんどの原因は、労働者に劣悪な労働環境を強いている企業のせいです。
特に、学習塾においては、生徒を盾にして脅迫のようなことをし、それで生徒のために働いても、それに対して給料を支払わないなど、いかにして安い給料で講師をこき使えるかという労働環境を設定している企業自身が諸悪の根源です。
そのような労働者が働く気を失くすような労働環境を改善しないのに労働者の少なさを嘆くような、矛盾することを平然と行う企業は、従業員を人としてではなく物として見ているのでしょう。
そのようなことを改善する気がない企業は潰れるべきだと思います。



それでは今回はこれで失礼します。

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