試合内で起こった暴力行為

こんばんは、ミュウです。

今回はどうしても書きたい内容ができてしまったので、頑張って書こうと思います。

その書きたい内容というのは、今開催されている甲子園で起こった「事件」です。
8月19日に行われた仙台育英-大阪桐蔭戦の、7回裏のこと。
仙台育英の捕手、渡部夏史氏(ここではあえて渡部夏史“氏”と書きます)の打席で、渡部氏が内野ゴロでアウトになり1塁を駆け抜けるときに、1塁ベースを踏んでいた大阪桐蔭の一塁手の足と「接触」しました。
(ここでは「接触」と表現しましたが、これは「ぶつかった」という事実だけを汲み取ったものです。)
この「接触」ですが、ネット上ではリプレイを流すかのように何度も繰り返し検証され、
「どう見ても“故意に”一塁手の足を蹴っている」
という見解を示す人が多く、批判の嵐となっています。
そして、渡部氏のSNSが特定され、大炎上していることからアカウントを削除するよう仙台育英の監督に指示される事態となったようです。

このプレイは、さすがにブラック企業で働く私はリアルタイムで観ていなかったのですが、あまりにも酷い内容だったので、ネットで検証されている映像(GIF画像)と、「故意」「故意ではない」両者の意見を見てみました。
【故意】
・どう見てもベースを踏むときの走り方が不自然で、明らかに故意に蹴ろうとしている。
(これが圧倒的多数)
【故意ではない】
・こんな大舞台で、しかもテレビ中継している場所で、こんなことをするはずがない。
・渡部氏が一塁手の足と接触した後に転んでいるので、不慮の接触だった。
・一塁手がベースの真ん中を踏んでいたからぶつかっただけ。

これらを見ての私の見解を書きます。
(ここからはあくまで私個人の見解ですので誤解のないようにお願いします。)

まず、私の見解は「明らかに故意」です。
その理由としては、やはり通常の走り方では考えられない足の出方をしていて、まるでサッカーでシュートをするかのようなぶつけ方をしている点です。
(私にはサッカーのシュートをしようとしているようにしか見えませんでした)
人は通常、走るときには膝(あるいはもも)を上げて走るもので、走り方のフォームを指導されるときもそのように言われます。
しかし、渡部氏が1塁ベースを駆け抜けるとき、直前の足の出し方と接触した左足の出し方は明らかに違い、接触した左足は膝をあまり曲げることなく、足を外側に遠回しに出しています。
これは明らかに何らかの意図がなければできない走り方ですし、ましてや全力プレー、全力疾走している状態で、こんな無駄な動きをするはずがありません。
また、渡部氏はインタビューに「バランスを崩して左足が当たってしまった」と説明したようですが、明らかにバランスを崩したのは一塁手の足に当たった後で、矛盾しています。
これが最大の理由です。

あと、それとは別の理由もあります。

1つは、「故意ではない」と主張している人の理由が、映像などの事実を基にしていない、推測や創造の範囲の主張でしかないものばかりであること、また、このプレーを見た上で仙台育英を応援するコメントをする人は、やけに仙台育英や渡部氏を非難する人を中傷する言葉を並べているということです。
「こんな大舞台で、テレビ中継している場所で、こんなことをする“はずがない”。」
こんなのは推測でしかありませんし、SNSで犯罪行為を自慢気に公開する人もいるくらいですので、これを故意ではないとする理由にはできません。
(世間では「バカッター」と揶揄されていますが)
どんな大舞台であっても、どれだけ全国に放送されていても、このような行為を堂々と行う人がいても何らおかしくはないのです。
また、故意に見せないために、接触した後に転ぶ演技をしてもおかしくありませんし、いくら故意であろうが、あのスピードで接触したらバランスを崩さない方が難しいでしょう。
あと、一塁手がベースの真ん中を踏んでいたからという意見もあり、再び画像を見ました。
通常はベースの側面に足が触れる程度や橋を踏むように捕球するもので、それに比べたら走者がベースを踏むスペースは狭かったでしょうが、走者が踏むスペースは十分にありました。
それよりも、接触を防ぐことを考えているのであれば、走者がベースを踏む位置はできるだけ右側になるはずですが、画像を見ると、走者がベースを踏んだ位置はど真ん中でした。
これは明らかに、接触を避けるような踏み方をしていない、一塁手の足を蹴るために、渡部氏がベースの一塁手寄りの部分を故意に踏んでいるようにしか見えませんでした。
それに、上にも書いたように、全力疾走する際は膝やももを高く上げるものです。
右足でベースを踏んだ場合、ベースを通過する瞬間は左足が最高点近くに達していると考えられるので、一塁手がベースを踏む位置が多少真ん中寄りになっているだけで、ここまで盛大に接触することは考えられません。
そして、仙台育英や渡部氏を擁護するコメントは、まるで仙台育英の関係者ではないかと思うような、身内を攻撃する人を全て敵として攻撃するようなものばかりでした。
根拠もなく、ただ仙台育英や渡部氏を批判する人の人格まで否定するようなコメントもあり、見ていてとても気分が悪くなりました。

それともう1つは、この問題に対する監督やチームメイトの反応です。
この問題があった次の対広陵戦では、渡部氏は試合に出場しませんでした。
監督は「休養日」と釈明したそうですが、それにしては矛盾する采配をしています。
この試合で仙台育英は負けましたが、選手を16人出場させています。
ベンチ入りは18人なので、出場していないのは2人。
その2人が、渡部氏と背番号10の選手です。
恐らく、背番号10の選手は控えの投手でしょうから、延長戦に入ったり、今投げている投手が投げられなくなったりしたときのために温存する必要があったでしょう。
野手も1人は残しておかないと、何か不測の事態があったときに困ってしまいます。
しかし、渡部氏を出場させない理由が、この問題以外に何もないのです。
負ければ終わりという大会で、プロ野球のように「今日負けても明日がある」という状況ではない中で、力のある選手を休養日として全く出場させないということは考えにくいですし、投手の休養日は聞いても、高校野球で捕手の休養日など聞いたことがありません。
それでも百歩譲って休養日だと言うなら、何故広陵戦の前まで全ての試合で先発し、前の試合では完投したエースの投手を登板させたのに、投手よりは負担が少なく、途中交代もしていた渡部氏には完全に休養日を与えたのでしょうか。
報道では、日本文理戦の途中、渡部氏は脱水症状で途中交代したので次の試合は出場しないと書かれていたそうなのですが、日本文理戦の次の試合である大阪桐蔭戦は途中交代することなくフル出場しています。
脱水症状を起こして途中交代して次の試合はフル出場したのに、今更「休養日」とはおかしな話です。
だったら脱水症状を起こした次の試合である大阪桐蔭戦で休養日を与えるはずです。
(ここで休養日を与えていたら、今回のような問題は起こっていなかったのに……)
また、負ければ終わりで後がなく、地方大会では打率4割超え、前の試合でもヒットを打っていたのに、前の試合まで6番で起用されていた渡部氏を最後まで起用せず、何故他の選手を起用したのでしょうか。
これらの采配全てが矛盾していることからも、「休養日」ではなく「問題が起こったから出場させなかった」という采配が行われたのは間違いないと思います。

それと、チームメイトの反応です。
あるインタビューで、佐藤令央氏(背番号11)は、
「いろいろ騒ぎになってるらしいけど、渡部も一生懸命にプレーした上でああなった」
「別にわざとやったわけではない」
「いろいろ書きたがる人はいるかもしれないけど、高校野球ではこういうことはあり得ることで、渡部を責めることはおかしい」
「渡部は落ち込んでいる感じがあるので元気にさせて、チームのみんなで守っていこうと話している」

と答えたそうですが、この返答には違和感しかありません。
一生懸命にプレーして、あんな不自然な走り方はしません。
接触した本人ではないのですから、「わざとやったわけではない」とは言い切れないはずです。
故意か故意でないかにかかわらず、大阪桐蔭の一塁手は試合後、車椅子に乗って会場を後にしているのに、佐藤氏が相手選手の気持ちも考えずに渡部氏を「守る」という表現をするのには違和感しかありません。
そして、監督はインタビューで問題のことについて聞かれると、「そのことはあんまり……」と言葉を濁したそうですが、もし本当に故意でない、あるいは故意でないと渡部氏が言っていて、それを信用してここまで言っているのであれば、監督は「わざとじゃないので」などという擁護のコメントくらいは言えるもので、佐藤氏の「チームのみんなで守る」という言葉とは違う反応を見せています。

これらから、問題後の監督と選手の反応は、
相手選手を蹴るような行為が日常的に行われていて(場合によっては練習していた)、ばれないと高をくくっていたのにばれてしまった。
これによって、この先の社会的制裁や学校・チームへの悪影響のことまで考えられる大人は、火消しのために口を閉ざしたが、先のことまで考えられない子どもは、わざとではないと押し切ってやろうと考えて逆に一生懸命なプレーだとアピールした。

ということなのではないかと私には感じられました。
「日常的に行われていた」という部分が根拠のないように思えるかもしれませんが、実はネット上では、この大阪桐蔭戦の前の日本文理戦でも、渡部氏は日本文理の一塁手を「蹴った」と問題視されています。
その画像(GIF画像)も掲載されていたので見てみましたが、こちらはそこまでわざとらしくは見えませんでした。
しかし、大阪桐蔭戦でのあの問題を知った後に見ると全く見方が違ってきます。
送球が逸れ、一塁手が倒れながら捕球するのですが、アウトの宣告をされて減速しながらベースを駆け抜けた渡部氏は、右足を倒れた一塁手に当てにいっているのがわかります。
これも明らかに不自然な足の運びであり、避ける意志など微塵もないどころか、むしろ蹴る意志が感じられます。
ここまで証拠が出てくると、日常的に行っていたことだと考えるのが自然ではないでしょうか。

さて、個人的な見解はここまでにしましょう。
最後に書きたいのは、大阪桐蔭の一塁手についてです。
上にも書いたとおり、試合後は車椅子に乗って会場を後にしています。
仙台育英・渡部氏を擁護するコメントの中には、「接触後もプレーを続けたのだから関係ない」という言葉もありますが、プロ野球でも、試合中にデッドボールを受けてもプレーを続行し、試合後の検査で骨折していたことが判明したということもあります。
このように、気持ちが高ぶっていたり、何かに集中していたりするときには、体の異常に気付かなかったり痛みなどを我慢できたりするものです。
しかも、大阪桐蔭の一塁手は、接触が起こった後の試合中にも痛がって、プレーに支障が出ていたという証言もあります。
そして、9回裏2アウトのベースを踏まなかった場面も、痛みで足の感覚がなかったり、また蹴られるのを恐れて反射的に体がベースを踏むのを避けたりしたのではないかと、接触がプレーに影響したとする見解もあります。
そこまで周りから見て影響があり、車椅子に乗って会場を後にするような状態なのですから、故意であれば、これは立派な暴行事件ではないでしょうか。
いくらスポーツの中であっても、やって許されることと許されないことがあり、この行為は間違いなく許されない行為だと思います。
個人的には、「スポーツ」という枠ではなく、「傷害事件」として、警察が介入する「事件」で扱ってほしいくらいです。

以前の記事「スポーツマンシップ」でも同じようなことを書きましたが、高校生という教育を受けている集団においては、勝ち負けよりも教育が重視されなければならないはずです。
今回、このような行為が行われたこと、そして怪我をした相手選手のことを考えずに加害者側を守ろうとしている姿勢、そしてそれについて口を閉ざす指導は、教育機関で行われてはいけないと私は思います。
そして、このような行為をする人間を「選手」とは呼びたくありません。
(だからこそ、この記事では「渡部氏」「佐藤氏」と表現しました。)
このようなことが2度と起こらないことを願います。

ちなみに、消された渡部氏のTwitterでは、プロフィールに「adidas株式会社」と書かれており、adidasに就職が決まっていたと推測できます。
今回、スポーツでこのような問題を起こした人間を、スポーツメーカーであるadidasがどう対処するのか、興味はありますね。
また、仙台育英は、根性焼き(タバコの火を体に押し当てて火傷の痕を残す)による傷害事件問題や、2011年の大震災のときに野球部員が盗みに入ったりと、数々の犯罪による問題を起こしている学校でもあるそうです。
このような学校に、そもそも高校としての存在価値があるのか、教育機関としての存在意義はあるのか。
今回の問題で、そこまで考えるべきではないかと思ってしまいました。



それでは今回はこれで失礼します。

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