不当表示による消費者騙し

こんばんは、ミュウです。

GWを前に仕事が忙しくなっているので、体調も良くなかったりします。
そろそろ1晩1記事も辛くなってきていますが、もう少し頑張ります。
まだこの季節になってもインフルエンザの影響が残っている地域もあるようですし、気温差で体調を崩しやすい季節なので、気をつけないといけませんね。


さて、今回の話題は不当表示についてです。
一見すると教育とは関係ないように思えますが、教育業界でも明らかに消費者を騙そうという意図のものが数多くありますので、このブログで取り上げようと思います。

2013年、プロ野球で楽天が優勝したのを受けて、インターネット通販大手の楽天が優勝セールをした際、定価を不当に吊り上げて割引額を多く見せる行為を行っていたとして問題になりました。
抹茶シュークリームが10個で税込定価12,000円が2,600円(約77%OFF)に値下げされていたのですが、販売元の店では普段からこの商品を10個税込2,625円で販売していたということです。
楽天側は、当初「出店側が勝手にやったことで、我々も被害者。」とまで言っていましたが、後に「楽天が事前にチェック済みだった」と訂正しました。
この問題の以前から、「定価で販売している商品がないし、楽天の定価は本当の定価でない。」ということは言われていましたし、そもそもシュークリームが1個1,200円という異常な価格設定でもチェック済みだったと訂正していることもあり、「楽天が定価を操作した」とする見方が多数のようです。
この楽天に限らず、「こんなに割引きして大丈夫なの?」と思うような割引きをしている店は少なくありません。
割引後の価格で売るのが当たり前で、定価で売るようなことはないという店も多いです。
同じ値段でも、「定価100円」よりも「定価200円が半額の100円」などと書いた方がお得で買いたくなるのが消費者心理ですから、割引することを前提として始めから定価を高く設定し、少しでも安く見せようとしている店は少なくないと思います。

では、学習塾ではどうでしょうか。
最近ではよく見るようになった「今なら入塾金無料」「○月から入塾すれば□か月授業料無料」などという割引きですが、このような割引きは本当に期間限定でやっていることなのでしょうか。
実際は、期間限定ではない塾が大多数で、毎年、毎月に渡って、入塾金無料や一定期間の授業料無料を行っているケースがほとんどです。
そして裏を返せば、そんな大幅な割引をしても経営が成り立つほど、通常の料金で十分な利益が出るような料金設定をしているとも言えます。
一時的な割引をしても、長く通わせればその分高い料金を取れる、という狙いなのでしょう。

例として、ある学習塾の入塾金の話をしましょう。
この学習塾は入塾金として数万円を設定していましたが、常に入塾金無料キャンペーンを行っていたので、その数万円の入塾金を徴収することはありませんでした。
これは、「数万円分の割引がある」と保護者に思わせて、お得感を出しているに過ぎません。
上で挙げた定価の不当なつり上げ行為とやっていることは全く同じです。
現在その学習塾は、入塾金無料のキャンペーンを廃止して、「入塾金をいただいていない」としています。
いやいや、何年か前まで数万円の設定をして、それなのに「入塾金無料」とお得感を出して宣伝していたじゃん……というツッコミも、その塾にとって入塾金は本来必要ないものだったのに数万円の価格設定をしていたんでしょ、という追求も、保護者はしないのでしょうね。
このように、「ウチの塾はこんなに値引きしていますよ」「今ならこんなに安くなりますよ」という誤解を誘発して入塾を促すという手法は、学習塾では当たり前になってしまいました。

さて、ここまではお金に関する内容でしたが、ここからは「評判・口コミ」に関する内容です。
近年はインターネットでの評判・口コミが非常に普及しましたが、果たして信用できるものなのでしょうか。
結論から言うと、ほとんどが信用できません。
主な理由は以下の2点です。

1. 都合の悪い評判・口コミは掲載されないことがある
評判や口コミを掲載するサイトには必ず管理者が存在しますが、管理者は、掲載企業から苦情が出ないように細心の注意を払います。
そのため、悪い内容は、内容の真偽や掲載可否など、内容の確認を行わなければなりません。
しかし、あらゆる企業や店の評判・口コミが投稿されれば、その内容確認をすることが困難になり、結局、明らかに悪い内容のものや企業・店にとって都合の悪そうな評判・口コミは、全て真偽の確認さえされずに掲載されない可能性があります。
場合によっては、その掲載依頼をしている企業自身が評判や口コミの掲載可否を判断していることもありますので、その企業にとって都合の悪いことは全て掲載不可となってしまうということもあります。
また、学習塾などのサービス業ではよく体験記が掲載されていますが、この体験記を書いてもらう前に、予め「掲載されれば謝礼がある」ということを伝えていたりします。
すると、掲載されて謝礼を得るために、悪いことは一切書かずに良いことばかりを書き、読み手がそのサービスや企業に良いイメージを持つような体験を書こうとします。
そのようにして、企業にとって都合の良い体験記を、「お客様自身が書いたもの」というお墨付きで堂々と掲載することができるのです。
このように、評判や口コミのサイトには、企業にとって都合の悪いものは掲載されないようになってしまっている可能性が非常に高いのです。

2. サクラ・やらせが多い
「サクラ」とは、良く見せようとするために仕込まれた人のことです。
以前には「食べログ」という飲食店の口コミサイトで問題になりましたが、その店を良く見せるために、意図的に良い口コミを書かせて掲載していたり、逆にある店の評判を落とすような口コミを書かせて掲載したりということがありました。
一般の利用者の意見の中に利用したこともない人の書き込みが紛れていても、内容に不審な点がなければ、それをサクラだと判断するのは非常に困難なのです。
また、このサクラを募集しているサイトもあり、ある大手学習塾の体験記の募集では、「受験生の親になりきって」「ネガティブな内容はNG」などという条件が付けられていました。
つまり、受験生の親でもない人に「受験生の親になりきって」、良く見せるために「ネガティブな内容はNG」という前提で体験記を書くよう指示しているわけです。
こんなとんでもないことをしているのに、インターネットでは誰が書いたものかわかりません。
だから、評判や口コミが良いと思っても、その評判や口コミは本当にサクラ・やらせではないという保証がなく、信用するのは問題があるのです。


これらのような行為は明らかに消費者を騙す目的でやっていることですが、企業や店は「営業戦略」などという言葉で表現します。
しかし、消費者側から見ればただの「騙す手口」であり、決して良いものではありません。
企業や店の倫理観が薄れていると言えますが、消費者はこのような「手口」に騙されないように、消費者自身も注意しなければなりません。


今回の話題は以上ですが、今回の内容を学習塾に特化したものも後日書きたいと思っています。
学習塾がよく広告している「実績」を中心に書く予定です。



それでは今回はこれで失礼します。

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